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ロワール

ドメーヌ・ド・ラ・セネシャリエール

ドメーヌ・ド・ラ・セネシャリエール

ワイナリー

フランスの北西部を流れるロワール河の支流、「セーヴル川」と「メーヌ川」がナントの南で合流する流域の産地にあるワイナリーです。ここでは「Muscadet de Sèvre-et-Maine sur Lie(ミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー)」と呼ばれる白ワインが主に造られています。「sur Lie(シュール・リー)」とは、伝統的なワイン造りの手法を表したもので、醗酵の終わったワインを、醗酵中にできたぶどうの澱や酵母の死骸である「Lie リー(=澱)」と共に最低でも翌年3月末まで熟成させる手法のことをいいます。

産地の特徴
大西洋の影響を受け、冬の寒さは穏やかで、夏は乾燥しています。ミュスカデ地区は北にロワール河、南にセーヴル川とメーヌ川が流れており、この地区特有の気流によって雷雨が発生しにくいミクロクリマ(微気候)となっています。畑は砂利や岩が多く、片板岩を含んだ土壌です。

ワイン造りの哲学

ペノ氏が実際にワイン造りを始めたのは、1980年のこと。当時は他の生産者同様、いわゆる普通のミュスカデのワイン造りをしていた。イギリス人のワイン愛好家である友人に、世界のワインを集めて試飲会を開催してもらった。当時のフランスで他の国のワインを見つけるのは難しかったが、イギリスには世界中からワインが集まっていた。白ワイン10本に、ミュスカデのワインを加えて、地元の生産者仲間たちとブラインドテイスティングをして点数を付けた。その結果、誰もが最低の点数を付けたのが、自分たちが造っているミュスカデのワインだった。この時ペノ氏は大きな衝撃を受けた。「自分たちは、なんて酸っぱくてまずいワインを造っているのだろう!」 ワイン造りを止めてしまおうとも考えた。しかしペノ氏は、このミュスカデ地区で世界一美味しい白ワインを造ってやろうと考えた。この酸っぱい酸を、いかに柔らかく美味しい酸にできるか。ここからペノ氏のすべてが始まった。

元ソムリエの弟
ペノ氏は3人兄弟の真ん中。弟は現在絵描きで、キュヴェ・デ・ザミのラベルのデザインも手がけたが、以前はソムリエをしていた。ソムリエの中央フランス大会で優勝し、イギリスやアイルランドなども含め、数々の有名レストランでもソムリエを勤めた。最後に勤務していたのは、パリのジョエル・ロブションであった。ペノ氏が新しいワイン造りを模索し始めた頃、この弟を介してたくさんの造り手と出会うことができた。ジャック・ネオポール、マルセル・ラピエール、フィリップ・パカレなど、自然派ワインの先駆けの生産者たちである。彼らから学び、触発され、ペノ氏の様々な試みが始まった。

AOCからVDTへ

買い付け

こうしてできた酸っぱくないペノ氏のワインは、官能検査では異色であり、ミュスカデらしくないと判断されてしまう。いろいろな取引先や顧客にも相談した結果、VDTで自らのワイン造りを続けることを皆理解し、応援してくれた。それ以来、ペノ氏は全ワインをVDTで生産している。先日AOC委員会の人がやってきて、「VDTになってどうだ?本当はAOCを名乗りたいだろ?酸を入れて酸っぱくすれば認めてやってもいいぞ」と言ってきた。ペノ氏はもちろん断った。

フェルマンタシオン・アロマチック
醸造方法は、ペノさんが命名した「フェルマンタシオン・アロマチック」という方法で、収穫したブドウを果房ごとタンクに入れるのですが、そのタンクには事前にドライアイスを白いガス状にしたものを充満させておきます。こうして温度を下げ、また酸素を遮断することで、酸化を防ぐのだそうです。ペノさんは、0℃でも生きる酵母菌が、ゆっくりといい活動をしてくれると言います。酵母菌もブドウに付着した天然酵母をそのままで醗酵させるので、醗酵が長くかかるようで、これは土壌が生きていなければ出来ないことのようです。他では殺菌を殺すためSO2を加えます。そうすると同時に自然酵母も殺してしまうことになり、醗酵させるには人工酵母を入れざるを得なくなります。

こうして造られたワインは・・・
酸味、甘味、旨味が融合した常識破りの白ワインになります。飲まなきゃ人生損する?と私は思っています。あなたに伝えたいのは、細胞に入ってくる感覚。細胞が欲する味わい。和食に合う、白和飲(白ワイン)旨さビックリワインです。

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